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Python速習ガイド - ステップ1 基本的な文法とデータ型 (2) - int, float

シリーズ - Python速習ガイド
Info
  • 本講座は、Pythonプログラミングの基礎を手を動かしながら最速で身につけるための講座です。
  • 「スタイルガイド」では、Pythonできれいなコードを書くためのガイドライン(PEP8)で紹介されている内容を主に記載しています。
  • 各コードは実行して結果を確認することができます。
    ページの再読み込みで元の内容に戻りますので、自由にいじってみてください。
  • Pythonでは、文字列や数値など様々な種類のデータを扱うことができます。
    データの種類のことを 型 (type) と呼びます。
  • type関数を使用してデータの型を確認できます。
  • 実行結果より、文字列 "こんにちは"str型、数値 100int型 であることがわかります。
  • Pythonでは、数に関する基本的な型として、整数値のint型と、小数値(浮動小数点数)を表すfloat型があります。
  • 数値同士は足し算(+)、引き算(-)、掛け算(*)、割り算(/)の計算ができます。
  • 数値の場合もprint関数を使用して画面に値を表示できます。
  • 割り算の商(//)や余り(%)も計算できます。
  • 累乗(**)の計算もできます。
📚練習問題

BMI値とは、体重(kg)を身長(m)の2乗で割った値を表す数値です。
体重65kg、身長170cmの人のBMI値を画面に出力してください。

スタイルガイド
  • 大きな数値は桁区切りにアンダースコア(_)を使用できます
  • 二項演算子の前後にはスペースを入れましょう
  • int関数を使用すると、小数を整数(小数点以下を取り除く)に変換できます。
  • float関数を使用すると、整数を小数に変換できます。
  • int型では、扱える数の上限や下限は存在しません。
    • メモリが許す限り任意の大きさの数を扱うことができます。
  • float型では、指数表記を使用できます。
    • 例えば、 $3.14 \times 10^{5}$ という数を 3.14e5 と表します。
  • float型では、扱える数の上限や下限が存在します。
  • float型では、上限(下限)を超える値はinf(-inf)となります。
  • 演算によっては、計算結果が上限(下限)を超える場合にOverflowErrorが発生します。
  • float型は、扱える数の精度にも限界があります。
  • float型の計算には注意が必要です。

このような誤差は「丸め誤差」と呼ばれ、10進数を内部的には2進数で表現していることが原因です。
Pythonでは精度の高い計算が必要な場合のためにDecimalというデータ型も用意されています。

📚練習問題

円の面積は、半径の2乗に円周率($\pi$)をかけた値で求められます。
直径が10cmの円の面積を計算して、小数点以下を切り捨てた整数値を画面に出力してください。
(円周率は3.14を使用してください)

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