Pythonバージョン管理ツール pyenv の使い方
コンテンツ
Python のバージョンを切り替えるツール pyenv の使い方に関するメモです。
コマンド一覧
インストール関連
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インストール済みのバージョン一覧を表示
pyenv versions
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インストール可能なバージョン一覧を表示
pyenv install --list
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pyenvを更新
pyenv update
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指定したバージョンの Python をインストール
pyenv install <VERSION>
設定関連
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現在のセッションで有効なバージョンを確認(指定)
(環境変数PYENV_VERSION
の値)pyenv shell (<VERSION>)
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現在のディレクトリで有効なバージョンを確認(指定)
(ファイル.python-version
の値, ルートディレクトリまで上へ探索する)pyenv local (<VERSION>)
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グローバルで有効なバージョンを確認(指定)
($(pyenv root)/version
の値またはsystem
)pyenv global (<VERSION>)
導入手順
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最新情報は 公式 を参照。Windowsの場合はWSL上でインストールする。
curl https://pyenv.run | bash
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(bashの場合) シェルを開いたときに読み込まれるよう以下を
~/.bashrc
に書く。
(ログイン時に読み込まれる~/.profile
or~/.bash_profile
or~/.bash_login
にも書いておく。)export PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv" command -v pyenv >/dev/null || export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH" eval "$(pyenv init -)"
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読み込む。
source ~/.bashrc
仕組み
$PATH
の先頭に~/.pyenv/shims
が追加される。- そのディレクトリ内に
python
,pip
等のコマンドが入っていて、
実行時の環境で有効なバージョンの Python が選択されるようになっている。